このページでわかること
- 東京・埼玉の複数エリアを集計した料金の実数値(最安値・中央値・最高値)
- 料金を下げる手段ごとの「条件」と「適用範囲」
- 月額会員制・デイケア活用・複数店舗比較の具体的な計算例
- 「安さの罠」3パターンとその見分け方

結論:ペットホテルの料金は「同じサービス・地域」でも2〜3倍差がある
料金を賢く抑えるには、まず「相場感」を持つことが不可欠です。以下の実データを見てください。
エリア別・料金実データ(小型犬1泊)
本サイト掲載の vendor データから、料金を公開している施設のみを集計しました。非公開施設(要問い合わせ)は含まれません。
埼玉エリア(所沢・川越・上尾)
| エリア | 最安値 | 中央値 | 最高値 | 集計対象施設数 |
|---|---|---|---|---|
| 所沢市 | 4,400円 | 4,950円 | 5,500円 | 3施設(公開分) |
| 川越市 | 2,650円 | 3,850円 | 7,000円 | 料金公開済みのみ |
| 上尾市 | 3,000円 | 3,850円 | 7,480円 | 料金公開済みのみ |
※ 上尾市のイオンペット(7,480円)は大手チェーン・モール内。かんだ動物病院(3,000円)は動物病院系で最安。料金は各施設の公式HPで最新情報をご確認ください。
東京エリア(足立区・葛飾区・江東区・港区・世田谷区)
| エリア | 最安値 | 最高値 | 集計対象施設数 |
|---|---|---|---|
| 足立区 | 3,300円 | 4,000円 | price_range_summary集計 |
| 葛飾区 | 3,000円 | 7,000円 | price_range_summary集計 |
| 江東区 | 3,300円 | 7,700円 | price_range_summary集計 |
| 世田谷区 | 3,500円 | 9,900円 | 料金公開済みのみ |
| 港区 | 4,000円 | 7,700円 | price_range_summary集計 |
※ 実際の料金は各施設の公式HPまたは直接電話でご確認ください。
読み方:なぜ同じエリアで2〜3倍差があるのか
- 3,000〜4,000円帯: 動物病院系ホテル(医療収入がベース。ホテル料金を低く設定できる)
- 4,400〜5,500円帯: 専業ペットホテル・トリミングサロン系(施設・人件費がコスト中心)
- 7,000〜9,900円帯: ケージレス個室・プレミアム設備・大手チェーン・都市部
この価格差の理由を理解すると、「安いから良くない」「高いから良い」という単純思考から脱せます。
料金を下げる手段1:「繁忙期加算」の回避
最も即効性が高い方法です。加算料金の実例を見てください。
実例: 上尾市 Angel-Partner-Plus(エンジェルパートナープラス)
- 通常料金(小型犬): 3,850円/泊
- 土日祝: +550円 → 4,400円/泊
- 繁忙期(GW・お盆・年末年始): +1,100円 → 4,950円/泊
つまり繁忙期の週末に預けると、通常の平日より+1,650円/泊かかります。5泊なら+8,250円の差です。
実例: 上尾市 ペテモ上尾店(イオンペット)
- 通常料金: 7,480円/泊
- 繁忙期加算: +1,100円 → 8,580円/泊
旅行日程を前後1〜2日ずらすだけで加算分が消えます。詳しくは繁忙期予約タイミングの記事を参照してください。

料金を下げる手段2:長期割引・連泊割引
複数泊になるほど単価が下がる施設は少なくありません。
よく見られる連泊割引の例
世田谷区 SMILEPOINT 池尻246号通り店
- 8泊目以降 20%OFF(公式HP掲載)
大田区 ペットサロン&ホテルJJ(穴守稲荷駅徒歩2分)
- 2泊目 20%OFF
- 7泊目 40%OFF
例えばJJに10泊預ける場合:
- 通常:1泊料金×10 = フル料金
- 割引適用後:2〜6泊で20%OFF × 5泊 + 7〜10泊で40%OFF × 4泊
具体的な料金は公式HPでご確認ください。
長期割引を使いやすいシーン
- 帰省(7〜14泊)
- 入院・手術後の療養(期間未定で長めになりやすい)
- 仕事の長期出張(7〜30泊)
- 海外旅行(10〜21泊)
料金を下げる手段3:月額会員制・定期利用プランの活用
月に複数回ペットホテルを使う方にとって最も節約効果が高い選択肢です。
月額会員制の仕組み
「月3泊分を月額○円で提供」という定額プラン。月に4回以上利用すると単価が大幅に下がります。
ペット保育園(デイケア)の組み合わせ
「宿泊はたまに。デイケアを週1〜2回使う」というパターンなら、デイケア定期券・月額パスが効率的です。
デイケア料金の目安(当サイト掲載施設から)
- 所沢市 ワンラブ西武所沢ワルツ店:日帰り2,200円(小型犬)
- 川越市 ちいさな動物王国:時間330円/時間(小型犬)
- 上尾市 ペテモ:ショートステイ550円/時間(最大2,750円/日)
月額会員制の確認方法
各施設の公式HPの「料金案内」「会員サービス」欄、または直接電話で「月額会員制度や定期利用プランはありますか?」と質問してください。
ワンラブ・ペテモ等のチェーン系ポイント
大手チェーン(イオンペット/ペテモ、ワンラブ等)は会員カードのポイント制度があります。
- ワンラブ西武所沢ワルツ店:プレミアム会員は宿泊10%OFF(公式HP記載)
- イオンペット系:WAONポイント対応(系列ショッピングとの連携)
料金を下げる手段4:フード持参・オプション整理
施設によってはフード代・消耗品代が別途加算されます。
持参でカットできるコスト例
| 持参物 | 節約効果 |
|---|---|
| ペットフード(日数分) | 施設備え付けフード代(300〜600円/日)が不要 |
| シャンプー・ブラシ | 施設の「推奨シャンプー代」が不要 |
| タオル・ブランケット | 消耗品費が不要なことも |
| おやつ(アレルギー配慮) | 有料おやつオプションが不要 |
フードは「いつも食べているもの」を持参することを施設側も推奨しているケースが多いです(食欲不振の予防にもなります)。
外さないほうがいいオプション
逆に、削ることでリスクが増えるオプションもあります。
- 散歩(特に犬): 散歩なしは犬のストレス・運動不足に直結します。コスト削減のために外すのは本末転倒です。
- 写真・動画報告(不安がある初回): 初めての施設なら最初の1〜2泊は確認する価値があります。慣れた後は外してもよいでしょう。

料金を下げる手段5:動物病院系ホテルは「ダブルコスト」が出ない
一般的にあまり知られていませんが、動物病院系ホテルの料金が安い理由があります。
構造的な理由: 動物病院は診療収入がメインです。ホテル部門は「定期顧客を確保する手段」として位置づけることが多いため、専業ホテルより低めに料金設定できます。
実例(上尾市):
- かんだ動物病院:小型犬3,000円/泊(税抜)
- 堀どうぶつ病院:要問い合わせ(病院系で複数施設あり)
ただし以下の点を確認してください:
- かかりつけ患者のみ受付(他院の患者お断り)の施設がある
- ペット預かりスペースが限られる(2〜4室程度)
- 繁忙期は診察優先で予約が取りにくい
「かかりつけ病院のホテルに預けられる」というのはコスト・安全性の両面で最強の組み合わせです。
やってはいけない「安さ」の追い方:3つの罠
罠1:「総額」を比較していない
一見安く見える施設でも、以下の項目が別料金の場合は総額が高くなります。
- フード代(500〜1,000円/日)
- 散歩代(300〜550円/回)
- おやつ代(100〜300円/日)
- シャンプー代(週1〜2,000円)
- 消耗品費(タオル・おむつ等)
「基本料金3,000円」に見えて、フード・散歩・消耗品を合計すると5,000円になるケースがあります。必ず「全込みでいくらか」を確認してください。
罠2:資格・保険のない個人預かり
SNS・口コミで「お安く預かります」という個人への依頼は料金面では最安になりえます。しかし:
- 事故・トラブル時に法的保証・補償がない
- ペットシッター資格・損害保険なしの場合がある
- 「知り合いだから」という関係が後のトラブル時に人間関係を壊す
公認ペットシッター(一般社団法人等の資格)や保険加入済みの事業者かを確認してください。
罠3:「安い=スタッフが少ない」の確認を怠る
施設が安い場合、スタッフ1人あたりの担当頭数が多い可能性があります。繁忙期は特に注意が必要です。
確認すべき質問:
- 「スタッフ1人が何頭を担当しますか?」
- 「夜間のスタッフは何人いますか?」
- 「緊急時の対応手順を教えてもらえますか?」
料金の安さを支えているものが何かを確認してから判断することが重要です。
デイケア(日帰り)活用で宿泊費を下げる考え方
「旅行の日程を短くして、前後にデイケアを組み合わせる」という方法があります。
例:4泊5日の旅行で、ペットを5泊ホテルに預ける場合
変形案:
- 出発前日(夜)チェックイン → 帰宅翌日(日中)チェックアウト にして5泊
- vs 出発当日朝チェックイン → 帰宅当日夕方チェックアウトで実質4泊に
施設によっては「チェックイン後の最初の夜から課金」「チェックアウト日の当日も1泊扱い」など計算方式が異なります。予約前に「何泊の料金になるか」を確認してください。

節約効果シミュレーション(小型犬・5泊の場合)
| パターン | 想定条件 | コスト傾向 |
|---|---|---|
| 繁忙期・週末・オプション多数 | お盆のGW土曜チェックイン・散歩追加・フード持参なし | 割高(繁忙期加算+オプション積み上げ) |
| 通常期・平日・フード持参・オプション最小 | 連休前後の平日5泊・フード持参・散歩のみ | 標準〜割安 |
| 動物病院系(かかりつけ)・長期割引適用 | 7泊以上・かかりつけ病院ホテル利用 | 料金と安全性のバランス最良 |
具体的な料金は各施設の公式HPまたは直接電話でご確認ください。

まとめ:コスト削減の優先順位
| 手段 | 削減幅の目安 | 難易度 |
|---|---|---|
| 繁忙期・週末加算を避ける | 1泊500〜2,000円削減 | 低(日程調整のみ) |
| 長期割引・連泊割引を活用 | 7泊以上で10〜40%削減 | 低(予約時に確認するだけ) |
| 動物病院系ホテルをかかりつけ化 | 専業ホテルより20〜40%安いことも | 中(かかりつけ病院を変える必要がある場合) |
| フード・消耗品を持参 | 500〜1,500円/泊の削減 | 低(持参するだけ) |
| 月額会員制・定期プランへの移行 | 月2〜3泊以上使う場合に効果大 | 中(施設選択と継続利用が前提) |
| 不要なオプションを外す | 10〜30%削減可能性 | 低(内容確認のみ) |
「品質を落とさずに安くする」最善策は、信頼できる施設のリピーターになることです。会員割引・リピーター優遇・スタッフへのペットの慣れが揃うと、トータルコストが下がりながら品質も上がります。
各施設の料金や割引制度の詳細は、公式HPまたは直接電話でご確認ください。
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