ペットホテル見学チェックリスト30項目2026|この質問で「いい施設」が分かる
このページでわかること
- 5カテゴリ×30項目の見学チェックリスト(コピーして使用可)
- 答えられない施設が示す「NGサイン」の判断基準
- 見学を断られた場合の対処法
- 電話のみで確認すべき項目と、現地でしかわからない項目の分類

なぜ見学が不可欠か
ペットホテルはWebサイトや口コミだけでは実態がわかりません。
- 写真は「良いとき」だけ撮られている
- 口コミは主観的で、獣医学的な安全基準と無関係
- 「清潔」「安心」という言葉は基準がない
見学でしかわからないこと:臭い(アンモニア・消毒液の強さ)、床材の状態、スタッフの犬への接し方、ケージのサイズ感、実際の頭数と混雑度。これらは現地でしか判断できません。
カテゴリ1:衛生・清潔さ(7項目)
| # | 確認項目 | 確認方法 | 判断基準 |
|---|---|---|---|
| 1 | ケージの清掃頻度は? | 直接質問 | 1日2回以上が理想。「毎日やっています」では不十分 |
| 2 | 消毒液の種類は? | 直接質問 | ペット安全なもの(次亜塩素酸・過酸化水素系等) |
| 3 | 排泄後の清掃はどうしているか? | 直接質問 | 「すぐに処理」か「定時清掃」かを確認 |
| 4 | ケージ・フロア全体の臭いは? | 入室して確認 | 強いアンモニア臭・除菌剤の過剰な臭いは要注意 |
| 5 | 食器・水飲みの洗浄方法は? | 直接質問 | 個体別管理か共有かを確認 |
| 6 | ケンネルコフ等の感染症発生時の対応は? | 直接質問 | 具体的な隔離手順を答えられない施設は要注意 |
| 7 | ノミ・ダニ感染ペットが入館した場合の対応は? | 直接質問 | 入館前のノミダニ予防確認の有無 |
カテゴリ2:スタッフ(8項目)
| # | 確認項目 | 確認方法 | 判断基準 |
|---|---|---|---|
| 8 | スタッフの常駐時間は?(夜間は?) | 直接質問 | 夜間無人の施設は要注意。24時間は理想 |
| 9 | スタッフ1人あたりの担当頭数は? | 直接質問 | 5頭以内が一般的。10頭以上は管理不足のリスク |
| 10 | 大型犬のハンドリング経験は? | 直接質問(大型犬の場合) | 「います」か「なし」の二択でよい |
| 11 | 緊急時の連絡体制は?(深夜も含め) | 直接質問 | 24時間連絡可能か。ライン・電話どちらか |
| 12 | スタッフが犬と接している様子は? | 見学中に観察 | 無理に触らない・犬が嫌がっていないか |
| 13 | 獣医師連携・動物看護師の有無は? | 直接質問 | 有無と連絡方法を確認 |
| 14 | スタッフが質問に具体的に答えられるか? | 見学中に確認 | 「大丈夫です」だけで根拠を言えない場合は注意 |
| 15 | 動物取扱業登録証は掲示されているか? | 施設内を確認 | 法的な営業要件。未掲示は確認が必要 |
カテゴリ3:設備・環境(7項目)
| # | 確認項目 | 確認方法 | 判断基準 |
|---|---|---|---|
| 16 | ケージのサイズは我が子に合っているか? | 見学時に実測または確認 | 横になり・立ち上がりができる広さ |
| 17 | 床材は滑り止め加工があるか? | 見学時に確認 | 関節疾患の犬はラバーマットが必須 |
| 18 | 冷暖房は24時間管理か? | 直接質問 | 夏季・冬季の管理方法を確認 |
| 19 | 犬と猫のスペースは分離されているか? | 見学時に確認 | 同空間は双方にストレス |
| 20 | 運動・散歩のスペースはあるか? | 見学時に確認 | 屋外ドッグランまたは屋内遊び場 |
| 21 | 見学時、実際に預かり中の動物を見せてもらえるか? | 案内を依頼 | 受付のみで見せてくれない施設は要注意 |
| 22 | 緊急時の退避経路・防災設備は? | 直接質問 | 火災・地震時の対応方針 |

カテゴリ4:緊急対応・医療体制(5項目)
| # | 確認項目 | 確認方法 | 判断基準 |
|---|---|---|---|
| 23 | 連携している動物病院はどこ? | 直接質問 | 施設名・距離・連絡方法を確認 |
| 24 | 体調変化はどのタイミングで飼い主に連絡する? | 直接質問 | 「変化があれば即連絡」が理想 |
| 25 | 緊急手術等の費用は誰が払うか? | 直接質問 | 施設の判断でどこまで対応するかを確認 |
| 26 | 死亡事故が起きた場合の対応方針は? | 直接質問(正直に聞く) | 答えを持っている施設は安全意識が高い |
| 27 | 薬の投与(持病ペットの場合)を依頼できるか? | 直接質問 | 可能な施設と不可能な施設がある |
カテゴリ5:料金・契約(3項目)
| # | 確認項目 | 確認方法 | 判断基準 |
|---|---|---|---|
| 28 | キャンセル料はいつから発生するか? | 直接質問または書面確認 | 前日100%・3〜5日前からの施設が多い |
| 29 | 追加費用の発生条件は?(時間外・薬投与等) | 直接質問 | 見積もり外の追加費用が多い施設は要注意 |
| 30 | 繁忙期の特別料金はいくら加算されるか? | 直接質問 | +1,000〜2,000円が一般的 |
答えられない施設のNGサイン
見学中に以下の回答をする施設は、安全管理への意識が低い可能性があります。
| 質問 | 問題のある回答 |
|---|---|
| ケージの清掃頻度は? | 「毎日やっています」(具体的な回数・方法を言えない) |
| スタッフの常駐時間は? | 「大丈夫です」(時間帯を言えない) |
| 緊急時の動物病院は? | 「近くにあります」(施設名・電話番号を言えない) |
| ケンネルコフ発生時の対応は? | 「滅多にないので」(手順を持っていない) |
| 動物取扱業登録証はありますか? | 取り出せない・展示していない |
見学を断られた場合
「見学はお断りしています」という施設は一定数あります。理由としては「預かり中の動物を興奮させたくない」「他の飼い主のプライバシー」等が挙げられます。
断られた場合の対応:
- 「預かり中でない時間帯(開館前・閉館後)に見学可能か」を聞く
- 写真・動画での施設紹介を求める
- お試しデイケアのみを先に利用して環境を確認する
完全に見学・写真・お試しを断られる場合は、選択肢から外すことを検討してください。

電話確認 vs 現地確認の分類
電話で確認すべき項目(事前に絞り込む):
- 受け入れ条件(ワクチン・体重・去勢等)
- 空き状況・予約方法
- 料金体系(追加費用含む)
- 動物種の受け入れ可否(エキゾチック等)
- 見学の可否・日時
現地でしかわからない項目:
- 施設全体の臭い・清潔感の印象
- スタッフが動物と接する様子
- ケージのサイズ感(実際に我が子が入れるか)
- 他の預かり中ペットの様子
よくある質問
Q. 見学に行く前に電話確認は必要?
A. 必要です。事前に「受け入れ可能な犬種・体重・ワクチン条件」を確認してから見学に行くと、時間のロスがありません。
Q. 見学でペットを連れて行くべき?
A. 連れて行くと施設の雰囲気とペットの反応を同時に確認できます。ただし「他の犬の前に連れて行くと興奮する」場合は飼い主のみで先に見学し、次回デイケアでペットの反応を見るのが現実的です。
Q. 見学で良さそうだったがやっぱり合わなかった場合は?
A. よくあることです。見学はあくまで「必要条件」であり「十分条件」ではありません。最初のデイケアで実際の反応を確認し、複数回利用後に判断するのが正解です。
