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編集部の調査レポート

【編集部レポート】個室あり施設とケージフリー施設、実際どちらが少数派か

ペットホテルJapan編集部が1,440件を集計。個室ありは291件(20.2%)、ケージフリーは113件(7.8%)。2つの部屋タイプの希少性の差と、都道府県別の探しやすさを報告します。

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中央値4,400円

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掲載中の全施設 1,440件・47都道府県

「平均」ではなく「中央値」です。
少数の高額施設に左右されにくい値で比較しています。

2026.10.17 集計。1泊あたりに換算。税の扱い・体重区分は施設によって異なります。
この記事の内容

このページでわかること

  • 当サイト1,440件のうち、個室あり⁠・ケージフリーそれぞれの実数と割合
  • 2つの部屋タイプの出現率(個室あり20.2%⁠・ケージフリー7.8%⁠)の違い
  • 都道府県別に見た、それぞれの探しやすさの違い
  • 「個室」と「ケージフリー」は同じ意味ではないという定義の整理

このページは、ペットホテルJapan編集部が1,440件の公開情報を独自に集計した一次集計レポートです。「個室」「ケージフリー」はどちらも預け先探しでよく目にするキーワードですが、この2つは意味が異なり、希少性も大きく異なります。その実態を数値で報告します。

集計方法: 個室あり(private_room)は「個室」「プライベートルーム」「専用ルーム」「VIPルーム」「スイート」「完全個室」「全室個室」の記載、ケージフリー(cage_free)は「ケージレス」「ケージフリー」「ケージなし」「ケージ無し」「放し飼い」「ケージ外」の記載を、施設のサービス⁠・特徴欄から抽出しています。「フリースペース」は遊び場を指すことが多いため、ケージフリーには数えていません⁠。判定ルールは scripts/lib/facet-rules.mjs に定義。一次データ計測日: 2026年10月17日⁠。


集計結果: 個室ありとケージフリーの出現率

1,440件を集計した結果は以下のとおりです。

部屋タイプ 施設数 割合
個室あり 291 20.2%
ケージフリー 113 7.8%

個室ありが20.2%であるのに対し、ケージフリーは7.8%です。2つの出現率には開きがあり、同じくらい珍しい条件ではありません⁠。

「個室もケージフリーもどちらも珍しいプレミアム条件」という漠然としたイメージを持っている飼い主は多いはずですが、この集計を見る限り、希少性の水準はまったく違います。


そもそも「個室」と「ケージフリー」は何が違うのか

検索する側からすると似た言葉に見えますが、指している内容は別物です。

  • 個室あり: 他のペットと同じ部屋⁠・同じケージ列に入れず、専用の区画⁠・部屋が用意されている状態を指します。区画内はケージであることも、フリースペースであることもあります。「他のペットと空間を分けているか」がポイントです。
  • ケージフリー: ケージに入れず、室内で自由に動ける状態を指します。個室である場合も、複数頭が同じ広いスペースを共有する場合もあります。「ケージに拘束されているか」がポイントです。

つまり理屈の上では「個室かつケージフリー」「個室だがケージあり」「相部屋だがケージフリー」という組み合わせも存在しえます。当サイトはこの2つを別々のファセットとして集計しており、両方を満たす施設が何件あるかという掛け合わせの集計は行っていません⁠。 両方を条件にしたい場合は、候補施設に個別に確認してください⁠。


なぜケージフリーはここまで少ないのか

ケージフリーが少ない背景として、運営上の制約が考えられます(当サイトは理由までは調べていません⁠)。

制約1: スタッフの見守り負荷が上がる

ケージに入れないということは、預かり中のペット同士のトラブル⁠・脱走⁠・誤飲のリスクをスタッフが常時目視で管理する必要があるということです。頭数が増えるほど必要な人員が増え、1人あたりが見られる頭数の上限も下がります。

制約2: 多頭⁠・異種間の相性管理が必須になる

犬同士の相性、犬種による活動量の差、来客中の他の飼い主のペットとの接触など、ケージがない分だけ管理すべき変数が増えます。相性が合わない組み合わせを避けるための頭数調整も必要です。

制約3: 施設の床面積あたり収容数が減る

ケージなら同じ面積により多くの頭数を収容できますが、フリースペースはその分床面積を要します。都市部の賃料が高い施設ほど、この面積効率の悪さが経営を圧迫しやすくなります。

ケージフリーの施設が、どのような規模⁠・料金帯の施設に多いかは、当サイトでは集計していません⁠。


都道府県別の個室あり施設の分布を示すイメージ

都道府県別 個室あり施設の分布

個室ありについて、掲載のある47都道府県の集計結果です。

都道府県 掲載店舗数 個室あり 出現率
京都府 8 4 50%
新潟県 17 8 47.1%
長崎県 7 3 42.9%
沖縄県 10 4 40%
大分県 5 2 40%
長野県 21 8 38.1%
鹿児島県 11 4 36.4%
福島県 24 8 33.3%
栃木県 15 5 33.3%
山形県 6 2 33.3%
富山県 17 5 29.4%
北海道 41 12 29.3%
三重県 21 6 28.6%
秋田県 7 2 28.6%
福井県 7 2 28.6%
岐阜県 18 5 27.8%
岡山県 19 5 26.3%
東京都 248 63 25.4%
愛媛県 8 2 25%
福岡県 64 15 23.4%
愛知県 84 19 22.6%
静岡県 37 8 21.6%
兵庫県 60 12 20%
大阪府 104 20 19.2%
岩手県 16 3 18.8%
滋賀県 23 4 17.4%
山口県 18 3 16.7%
広島県 12 2 16.7%
宮崎県 6 1 16.7%
鳥取県 6 1 16.7%
神奈川県 122 19 15.6%
高知県 7 1 14.3%
徳島県 7 1 14.3%
石川県 18 2 11.1%
宮城県 18 2 11.1%
千葉県 76 8 10.5%
群馬県 19 2 10.5%
埼玉県 110 11 10%
和歌山県 10 1 10%
茨城県 31 3 9.7%
奈良県 13 1 7.7%
香川県 17 1 5.9%
青森県 19 1 5.3%
熊本県 14 0 0%
山梨県 7 0 0%
島根県 7 0 0%
佐賀県 5 0 0%

集計日: 2026年10月17日⁠。

個室あり率が最も高い京都府(50%)に対し、4都道府県では当サイト掲載施設の中に個室ありの記載があるペットホテルが見つかりませんでした。

東京23区では215件中61件(28.4%)が個室ありです。全国の出現率は20.2%です。東京23区と全国の値を並べて、探す地域の目安にしてください⁠。


ケージフリー施設は地域を選んで探す必要がある

ケージフリーは都道府県別に見ると、地域ごとの差がはっきり出ます。主な6都道府県の値は次のとおりです。

都道府県 掲載施設数 ケージフリー施設数 出現率
東京都 248 31 12.5%
神奈川県 122 9 7.4%
大阪府 104 4 3.8%
愛知県 84 13 15.5%
福岡県 64 3 4.7%
北海道 41 2 4.9%

ケージフリーが0件の都道府県は15都道府県あります。 これは「当サイトに掲載されている施設の中で0件⁠」という意味であり、実在するケージフリー施設を当サイトが把握できていない可能性は残ります。ただし、選択肢の絶対数が少ないこと自体は現実の制約です。

ケージフリー施設が見つかりにくい地域では、以下の代替案を検討することをおすすめします。

  • 個室あり(ケージ使用)の施設で、日中の運動時間を長めに確保してもらえるか相談する
  • ドッグラン併設施設で運動不足を補う
  • 短時間のデイケアを併用し、宿泊時間そのものを短縮する

どちらを優先すべきか、ペットの特性で考える

個室とケージフリーのどちらを優先すべきかは、預けるペットの性格によって変わります。ここは断定せず、判断材料として整理します。

個室を優先した方がよいケース:

  • 多頭飼いで、普段から別々の部屋で過ごすことが多いペット
  • 他のペットの匂い⁠・気配に敏感で、隣接するだけでもストレスを感じやすいペット
  • 感染症予防の観点で、他のペットとの接触を避けたい場合(持病がある⁠・ワクチン接種が完全でない等)

ケージフリーを優先した方がよいケース:

  • 普段からケージ⁠・クレートに慣れていないペット
  • 運動量が多く、狭い空間での長時間滞在にストレスを感じやすい犬種
  • 他のペットとの触れ合いを好む社交的な性格のペット

いずれのケースも、当サイトが集計しているのは「施設側がその設備を用意しているか」までであり、個々のペットとの相性を保証するものではありません⁠。最終的には見学⁠・電話確認をおすすめします。


ケージフリー施設の希少性を示すイメージ

まとめ

事実 数値
個室ありの施設割合 20.2%(291件)
ケージフリーの施設割合 7.8%(113件)
個室あり率が最も高い都道府県 京都府 50%
ケージフリーが0件の都道府県数 15都道府県

「個室」と「ケージフリー」は似た言葉に見えても、希少性も意味もまったく異なります。特にケージフリーを条件にする場合は、地域によって選択肢がほぼ無いことを前提に、早めに候補を探し始めることをおすすめします。


よくある質問

個室でかつケージフリーの施設は、当サイトでまとめて調べられますか?

現時点では両方を満たす施設だけを絞り込む集計は用意していません⁠。個室あり⁠・ケージフリーはそれぞれ別のファセットとして集計しているため、両方を条件にしたい場合は候補施設に個別にご確認ください⁠。

ケージフリーの施設が近くにない場合、諦めるしかありませんか?

個室あり(ケージ使用)の施設で運動時間を長めに確保してもらう、ドッグラン併設施設を選ぶ、デイケアを併用して宿泊時間自体を短くするといった代替案があります。詳しくは記事内の「ケージフリー施設は地域を選んで探す必要がある」をご覧ください⁠。

ケージフリーは安全面で心配です。トラブルは起きないのですか?

当サイトはトラブルの発生率までは集計していません⁠。頭数の調整や相性の確認など、具体的な管理体制は予約前にペットホテルへ直接確認することをおすすめします。

個室⁠・ケージフリーの記載がないペットホテルは、対応できないという意味ですか?

必ずしもそうとは限りません。当サイトは公開情報に記載がある場合のみ集計しているため、実際には対応可能でも公式HPに明記していないペットホテルは「なし」として扱われている可能性があります。気になる施設には直接お問い合わせください⁠。


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本レポートは当サイト編集部による独自集計です。集計基準はペットホテル名⁠・サービス⁠・施設種別の公開情報に基づきます。集計日: 2026年10月17日⁠。施設情報は随時更新されるため、最新情報は各ペットホテルの公式HPまたは電話でご確認ください⁠。

この記事のデータについて

公式サイトの公開情報を集計しています

掲載中の全施設(1,440件・47都道府県・211市区)の公式サイトの公開情報をもとにしています。相場(中央値)の計算に使った施設は1,078件・確認済み94.9%・2026年10月確認。取材・監修は行っていません。

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