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ペットホテル用語集

施設選びに必要な用語を5つの分類で解説

最終更新 2026-10-07

ペットホテルを比較・選定する際に出てくる専門用語を、施設タイプ・サービス・動物・健康・法規制の5つに分けて、短い定義と補足で説明します。

施設タイプ8用語

ペットホテル別名:犬猫宿泊施設・ペット宿泊
飼い主の旅行・出張・入院などの不在時に、犬・猫等のペットを一時的に有料で預かるサービス・施設。

宿泊型(1泊単位)・日帰り型(デイケア)・訪問型(ペットシッター)の3形態がある。日本では動物愛護管理法に基づく第一種動物取扱業(保管)の登録が必要。

ケージレス別名:ケージフリー・フリールーム型
ケージ(檻)を使わず、スタッフ管理のもと犬・猫が自由に動ける形式のペットホテル。

社会化のメリットがある一方、複数頭の同時管理のため相性問題に注意が必要。トライアル宿泊や事前面談で他犬との相性を確認できるペットホテルもある。ケージを使わない旨を掲げる施設は掲載113件(7.8%・掲載施設の公開情報・2026年10月時点)。

動物病院併設型別名:動物病院附設・獣医師常駐ホテル
獣医師が常駐する動物病院に併設または同一建物内に設けられたペットホテル。

医療ケアと宿泊が一体化しているため、シニア犬・持病のあるペット・短頭種など医療リスクの高い個体の選択肢になる。獣医師常駐・動物病院併設などの記載があるペットホテルは掲載511件(35.5%・掲載施設の公開情報・2026年10月時点)。緊急時の対応・投薬管理・点滴対応の可否はペットホテルごとに異なるため、予約前に確認する。

トリミング併設別名:サロン併設
トリミングサロンが運営または併設するペットホテル。預け中にトリミング・シャンプーを同時利用できる。

預け期間中の被毛・皮膚ケアを依頼できるメリットがある。トリミング対応を掲げる施設は掲載1,065件(74.0%・掲載施設の公開情報・2026年10月時点)。夜間のスタッフ体制はペットホテルごとに異なるため確認する。

猫専用ホテル別名:キャットホテル
犬を受け入れず、猫のみを預かる専用施設。

犬の鳴き声・においが排除されるため猫のストレスを抑えやすい。猫専用を掲げる施設は掲載27件(1.9%・掲載施設の公開情報・2026年10月時点)で、犬を預かる施設に比べて少ない。個室の構造やキャットタワーの有無はペットホテルごとに異なる。

完全個室型
ケージなしの専用個室で1頭ずつ管理する形式。

他のペットと接触しないため、ストレスを抑えやすい。個室を掲げる施設は掲載291件(20.2%・掲載施設の公開情報・2026年10月時点)。個室内カメラなどのライブ映像の提供はペットホテルごとに異なる。

ペットシッター別名:訪問型ペットケア
スタッフが飼い主宅に訪問し、ペットの世話をする訪問型サービス。

ペットの環境変化によるストレスを抑えられる。多頭飼育・高齢ペット・施設に慣れていない個体に向く。料金は訪問時間・回数・地域で異なるため、各事業者の公開料金を確認する。動物取扱業登録は「保管」または「貸出し」に該当。

犬種別ハウス別名:犬種別エリア
小型犬・中型犬・大型犬を別エリアで管理する形式。

体格差による事故・ストレスを避けるための形式。各エリアの設備(ケージサイズ・運動スペース)はペットホテルごとに異なる。

サービス6用語

24時間スタッフ常駐別名:24時間管理・夜間スタッフ
夜間も人が施設内に在中する管理体制。緊急時の初期対応が可能。

看板に「24時間対応」と書いてあっても、夜間スタッフが別棟・別フロアにいる形態もあり、本当に常駐かは要確認。24時間スタッフ対応を掲げる施設は掲載134件(9.3%・掲載施設の公開情報・2026年10月時点)。獣医師による24時間対応は別概念。

デイケア(日帰り預かり)別名:日帰り預かり・デイサービス・一時預かり
日中のみ預かるサービス。宿泊なし。

留守番が長い家庭の社会化・運動目的でも利用される。デイケア・日帰り預かりに対応する施設は掲載635件(44.1%・掲載施設の公開情報・2026年10月時点)。課金は1時間単位・半日・1日などペットホテルごとに異なる。なお「ショートステイ」は短期の宿泊を指す意味で使われることもあり、日帰りのサービスとは別物なので混同に注意。

送迎サービス別名:お迎え・お送り
スタッフが飼い主宅とペットホテルの間を往復し、ペットの送迎を行うサービス。

飼い主の負担軽減のためのサービス。送迎に対応する施設は掲載249件(17.3%・掲載施設の公開情報・2026年10月時点)。対応エリア・追加料金・予約方法はペットホテルごとに異なるため、事前に確認する。

繁忙期別名:ハイシーズン・繁忙期料金
GW・お盆・年末年始など、ペットホテル需要が集中する期間。1泊料金が割増になる。

繁忙期の加算に言及しているペットホテルは掲載376件(28.3%・掲載施設の公開情報・2026年10月時点)。うち定額で読み取れた62件の加算額の中央値は600円、率で加算する施設は35件。加算の有無・額・期間はペットホテルごとに異なるため、予約前に確認する。人気施設は早く埋まりやすい。

予約金別名:前金・デポジット
予約確定時に支払う前払金。キャンセル時の返金規定は施設による。

予約金の要否・金額・返金条件はペットホテルごとに異なる。繁忙期や直前のキャンセルは返金されない場合があるため、規定を予約前に確認する。

トライアル宿泊別名:お試し預かり・トライアル
初回利用前に短時間・1泊で施設に慣れさせるテスト預かり。

長期預け前のストレス耐性確認・施設との相性確認に有効。施設側もペットの行動傾向を観察できる。料金・実施の可否はペットホテルごとに異なる。

動物4用語

小型犬
体重10kg未満の犬。チワワ・トイプードル・ヨーキー・マルチーズ・ポメラニアン等が代表。

ペットホテルの基準では小型犬を「5kg以下」「10kg以下」などと分けるペットホテルがある。料金体系上、最も安いカテゴリ。小型犬の1泊料金の中央値は4,400円(n=1005・1泊・税込換算)(掲載施設の公開情報・2026年10月時点)。

中型犬
体重10〜25kg程度の犬。柴犬・コーギー・ビーグル・ボーダーコリー等が代表。

施設によっては「中型犬対応」を明示しているか確認が必要。柴犬は中型犬扱いが標準だが、小型犬料金で受け入れるペットホテルもある。中型犬の1泊料金の中央値は5,500円(n=875・1泊・税込換算)(掲載施設の公開情報・2026年10月時点)。

大型犬
体重25kg以上の犬。ゴールデンレトリーバー・ラブラドール・シェパード・ハスキー等が代表。

大型犬に対応する施設は掲載816件(56.7%・掲載施設の公開情報・2026年10月時点)で、小型犬より限られる。大型犬の1泊料金の中央値は6,600円(n=701・1泊・税込換算)(掲載施設の公開情報・2026年10月時点)。ケージ・個室のサイズ、スタッフのハンドリング能力、ドッグランの広さはペットホテルごとに異なるため要確認。

超大型犬別名:XL犬
体重45kg超の犬。グレートデーン・セントバーナード・バーニーズマウンテンドッグ等が代表。

超大型犬に対応する施設は掲載128件(8.9%・掲載施設の公開情報・2026年10月時点)とさらに限られる。料金はペットホテルごとの問い合わせが必要なことが多い。事前面談・トライアル宿泊を求める施設もあるため、早めに相談する。

健康9用語

短頭種別名:短吻種・鼻ぺちゃ犬種
頭部が短く、鼻が低い犬種。パグ・フレンチブルドッグ・ボストンテリア・シーズー・ペキニーズ等。

BOAS(短頭種気道症候群)のリスクが高く、夏季の熱中症リスクも著しく高い。麻酔リスクも他犬種より高いため、動物病院併設型ホテルが推奨される。航空輸送制限の対象犬種が多い。

ワクチン接種証明書別名:ワクチン証明書
犬猫が混合ワクチン・狂犬病ワクチンを接種済みであることを獣医師が証明する書類。

ワクチン接種証明の提示を入館条件と明記しているペットホテルは414件(集計対象1,416件の29.2%・掲載施設の公開情報・2026年10月時点)(明記がないペットホテルでも求められることがある)。犬は混合ワクチンと狂犬病ワクチン、猫は3種混合ワクチン(FVRCP)などの提示を求められるのが一般的。接種直後は免疫獲得前のため受入不可となる場合もある。

混合ワクチン5種
犬パルボウイルス・ジステンパー・アデノウイルス(2型)・パラインフルエンザ・コロナウイルスを予防する犬用ワクチン。

室内犬向け基本セット。年1回接種が一般的。ペットホテルでは5種以上の混合ワクチンの接種を条件とする施設がある。

混合ワクチン8種・10種
5種に加え、レプトスピラ感染症(カニコーラ型・ポモナ型・グリッポチフォーサ型)の追加予防を含む犬用ワクチン。

8種は3型、10種は5型のレプトスピラを含む。アウトドアで山林・河川に行く犬・ボルデテラ(ケンネルコフ)リスクのある集団施設利用予定犬に推奨。

ボルデテラ(ケンネルコフ)別名:犬伝染性気管気管支炎
集団飼育施設で感染しやすい犬の呼吸器疾患。ボルデテラブロンキセプティカ菌が原因。

ペットホテル・ドッグラン・トリミングサロンなど犬が集まる施設で飛沫・接触感染する。混合ワクチンに含まれていないため別途ボルデテラワクチン(鼻腔内投与)が必要。施設によっては接種証明書必須。

フィラリア別名:犬糸状虫症
蚊を媒介に感染する寄生虫。心臓・肺動脈に寄生し重篤化する疾患。

予防薬(月1回投与)で防げる。ペットホテルでフィラリア予防の証明を求められることがある。蚊の活動期の予防が一般的。

ノミ・ダニ予防
外部寄生虫の駆除・予防薬。スポット・チュアブル・首輪式がある。

ペットホテル入館条件として投与証明を求める施設もある。投与からの経過時間の条件はペットホテルごとに異なるため、直前投与は要確認。

分離不安
飼い主と離れることで強いストレス・不安行動(吠え・破壊行動・自傷)が生じる状態。

ペットホテル利用前のトレーニング(短時間留守番から徐々に延長)が推奨される。重症例では獣医師処方薬・行動療法が必要。トライアル宿泊で症状確認可。

社会化
犬・猫が様々な人・動物・環境に慣れるプロセス。

生後3〜14週齢の社会化期が最も重要。ケージレス施設では他の犬との社会化が促進される利点がある一方、過剰刺激でストレス源になる場合もある。

法規制4用語

短頭種航空輸送制限
短頭種は呼吸器症状の急性悪化リスクのため、多くの航空会社が貨物室での輸送を制限・拒否する規定。

航空会社ごとに、制限の時期・対象犬種・貨物室の可否が異なる。リスト対象犬種は変わることがあるため、利用する航空会社の最新の規定を事前に確認する。

狂犬病ワクチン
犬への年1回接種が法律(狂犬病予防法)で義務付けられているワクチン。

生後91日以上の犬は登録と年1回接種が法律上の義務。ペットホテルは接種証明書(鑑札・注射済票)の提示を求める。猫には任意接種で、海外渡航時のみ必要。

第一種動物取扱業(保管)別名:動物取扱業登録・保管登録
ペットを有料で預かる事業者が動物愛護管理法に基づき自治体に登録する義務がある業種区分。

都道府県知事(政令市は市長)への登録が必須。登録番号・有効期間・動物取扱責任者氏名を施設内に掲示する義務。無登録で営業すると100万円以下の罰金。ペットホテルを利用する際は登録情報の有無を確認するのが安心。

動物取扱責任者
第一種動物取扱業登録時に必須となる、動物の適正な取扱について業務全般を統括する責任者。

所定の資格(愛玩動物飼養管理士等)と実務経験が必要。1事業所に1名以上配置。年1回の研修受講が義務付けられている。

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